著者は長きにわたって霊視を重ねてきたなかで、さまざまな転生の具体例を取り上げ、人はどうして転生するのかを大脳生理学に言及しつつ論じる。
また、人はどのように転生していくかを、小泉八雲が蒐集した江戸時代末期に起きた転生の記録「勝五郎の転生」を例に述べる。さらに人の死後の世界を著者の霊視と、チベット仏教の『死者の書』を参照しつつ具体的に眼前に繰り広げ、死者が再生する過程を再現する。

目次
第1章　これが輪廻転生だ　先祖の不幸な運命を反復する／憑依（のりうつり）と転生（うまれかわり）　再生者が持つ不思議な力／他
第2章　わたしは霊界時間旅行者　冥徳霊視でそれをつかんだ／極端に運の悪い人は転生を疑え／どうして輪廻転生するのか？／他
第3章なにが輪廻転生するのか？—脳と心　人は複数の心を持つ／脳と心の関係／人間——この未知なるもの／他
第4章　死後の世界と転生　転生の記録／意識の再生——チベット密教の『死者の書』／死者の群れ／聖者の再生／他

著者・桐山靖雄
1993年6月15日発行
定価1,165円（税別）
平河出版社