2002年 第29回 阿含の星まつり
神仏両界大柴人燈護摩供 (しんぶつりょうかいだいさいとうごまく)
阿含の星まつり」は、正式には
「炎の祭典 阿含の星まつり 神仏両界大柴燈護摩供」
と言います。
阿含宗最大の行事であり、護摩木という小さな祈願札を焚いて祈る柴燈護摩としては日本仏教史上まれにみる規模を誇るものです。
今年で29回を迎えましたが、国内海外から、毎年50万人近くが参拝し、お焚き上げされる護摩木は毎回3000万本を優に超えます。
今年は、昨年9月11日の同時多発テロに遭遇したニューヨーカーが書いた護摩木もお焚き上げされました。
「阿含の星まつり」は毎年2月11日に催しております。
星まつりの星とは夜空の星ではなく、運命の星を意味します。密教では、運命の星を、個人が生まれながらにして持っているものと、年毎に巡ってくるものとの二種類があると考え、その組み合わせで運命は形づくられるとしたのです。そこで、運命学上の新年となる節分を機に一年の幸いを祈るのが星まつりです。阿含宗では、一人でも多くの方に参拝していただきたいと、節分に近い祭日である建国記念日の2月11日に営んでいます。
「阿含の星まつり」は、阿含宗の原点を示す行事です。
直径11メートル・高さ7メートルの二基の護摩壇から立ち昇る浄火は、単なる聖火ではありません。この火は「法力の護摩」という護摩法による尊い火なのです。「法力の護摩」とは、念力を以って火を生じさせて焚く密教最高の難行とされています。桐山管長は1970年、この難行を成就しました。以来、阿含宗でお焚き上げされるお護摩は仏の力の宿る浄火となり、不思議とお願いごとがかなうと言われるようになりました。さらに1986年、阿含宗はスリランカより仏教最高の本尊であるお釈迦さまのご聖骨、真正仏舎利尊をご本尊としてお迎えし、翌1987年からはこの真正仏舎利尊をおまつりして営んでおります。1994年からは、ご神事を取り入れ神界のお力も加わりました。阿含の星まつりは、人智を超えた念力の火と法力の源泉である真正仏舎利尊と神界のお力と阿含宗にとって最も大切なものがすべて体現されています。この意味において教団の原点を示す行事なのです。
星まつりは、不思議とお願いごとがかなうと評判を招いて、まず、1979年の第6回奉修時にTBSのワイドショー「3時に会いましょう」で取り上げられました。以来、毎年、なんらかの形でテレビ放映され、1985年からは生中継が行われ、現在はKBS京都をキー局に一時間番組がネットワーク中継されています。
阿含の星まつり」は、世界平和の実現を祈る法要であり、
第1回奉修以来、世界平和祈願を掲げております。
1988年からは日本全国で土地浄霊法要を展開しておりますが、これは、阿含の星まつりで燃え上がる浄火の力を以って、郷土を浄め、日本の繁栄を招き、世界平和実現の一助となることを願ってのことです。お近くでの法要には、ご参加ください。また、海外でも阿含の浄火を点じようと、1976年にパラオ諸島(現ベラウ共和国)で営んだのをはじめ中国・台湾・モンゴル・インドなどで平和祈願の法要を営んでおりますが、ニューヨークにおける法要もこの一環です。こうした意味で、「阿含の星まつり」は「宗教運動から社会運動へ」という阿含宗の理念にのっとった活動の中核をなすものであります。
本年、第29回の「阿含の星まつり」の様子は、「週刊 文春」に掲載されたルポをご覧ください。
