盂蘭盆会万燈先祖供養とは

盂蘭盆会万燈先祖供養

万燈先祖供養

お釈迦さまのお教えに基づく先祖供養の法会です。
お釈迦さまのご在世当時、高弟・目蓮尊者は、餓鬼道に堕ちた亡母を救うため、
お釈迦さまのお諭しにしたがって、多くの僧にご供養を施し、その功徳を亡母に回向した結果、亡母は成仏したと伝えられております。
以来、仏教では「盂蘭盆会」を、先祖供養の法会として営んでおります。
また、お釈迦さまご在世当時より、無明を照らす智慧の象徴である燈明を仏さまにお供えすることは、非常に功徳の大きいものとされております。
阿含宗では、毎年7月の盂蘭盆(うらぼん)には関東別院において、8月の旧盆には本山・総本殿において各三日間にわたって開催いたしております。
8月13日から15日の盂蘭盆会に、総本殿・釈迦山大菩提寺に数万個の「万燈」を掲げます。
3日間にわたって、真昼のように闇を照らす万燈をもって仏さま・菩薩さま・龍神さまにご供養を申し上げ、
その功徳を先祖の諸精霊に回向する、先祖供養の効験甚大な「盂蘭盆会万燈先祖供養法要」を営みます。
世相の混迷が深まる昨今、個人・家庭の安穏は、先祖のお霊(みたま)の安らぎなくしてはあり得ません。

本法要は、宗旨宗派にかかわらずどなたでもご参拝いただけます。
みなさま万燈供養をお申し込みの上、お誘い合わせてご参拝なされますよう、お勧めいたします。

関東別院:7月13日~15日 午後6時30分より法要開始。
本山・釈迦山大菩提寺:8月13日~15日 午後6時30分より法要開始。

盂蘭盆会千鳥ヶ淵万燈先祖供養

墓苑に冥るお霊と未だ異国の地で冥るお霊の安らぎを祈ります。

東京都千代田区にある「国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑」では、太平洋戦争において海外で亡くなられた約210万の軍人、軍属。準軍属と
約30万の一般邦人、合わせて240万人の戦没者のご遺骨のうち。政府等が外地から持ち帰り、ご遺族にお渡しできなかった35万8269柱
(平成22年5月31日現在)のご遺骨を納めております。
阿含宗は、平成6年11月、同墓苑においてこれらの戦没者をご供養するために「太平洋戦争戦没者50回忌・成仏供養大柴燈護摩供」
を奉修いたしました。2006年より同墓苑のご理解とご配慮を賜り、毎年7月15日に、日本の伝統的宗教行事である
「盂蘭盆会万燈先祖供養」を奉修してご供養を続けております。

国土の安穏と繁栄、そしてお霊の成仏を願って「墓苑に万燈を灯して」ご供養する「千鳥ヶ淵万燈会」にどうぞ皆さまの菩提心を
お寄せくださるよう、お願い申し上げます。

国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑 7月15日 午後6時より法要開始