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スリランカより「聖菩提樹」を贈呈される

阿含宗に渡来した「スリ・マハ菩提樹」



タンティリマレイの聖菩提樹。この聖樹の分け木が1987年4月に関東別院の落慶を祝して贈呈されました。


阿含宗がスリランカより真正仏舎利を拝受した翌年、1987年4月9日に、スリランカより聖菩提樹の分け枝が日本に到着しました。
 この聖菩提樹は、関東別院の落慶を祝して阿含宗に贈呈されたものであり、古都アヌラーダプラの北東約56キロのところにあるタンティリマレイ寺院からもたらされたものです。
 サンガミッター尼によってブッダガヤーから運ばれた聖菩提樹の分け枝から出た八本の芽は、それぞれスリランカの8つの寺院に植えられて大切に祀られましたした。
 この八大菩提樹を祀った寺院のひとつであるタンティリマレイ寺院は、ラジャ・マハ・ヴィハーラ(歴代の王が建てた寺)であり、紀元前3世紀から拓けていたといわれる森林僧院です。


「新あらたなる祇園精舎(サヘートマヘート)」で供養を受ける聖菩提樹


阿含宗が贈呈を受けた聖菩提樹は、現在、仏界直結の聖地「新サヘート・マヘート」である阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提寺の温室で大切に育成されており、この聖菩提樹のもとには、毎年、スリランカの高僧が訪れて阿含宗の僧侶とともに供養を続けております。
 なお、阿含宗には、スリランカから贈呈されたこの「スリ・マハ菩提樹」のほかに、1999年3月6日、「印度聖地大柴燈護摩供」奉修のためにインドを訪れていた桐山管長が、クリシュナ・カント副大統領から拝受した「金剛宝座菩提樹」が育成されています。
 現在のインドにあるこの聖菩提樹は、先述したようにスリランカからブッダガヤーへの分け枝でもあります。

アヌラーダプラのスリ・ハマ・ボディにひざまづかれる管長猊下。この聖樹は2千数百年以上も生きつづけており、史書に記述されたものとしては史上最古の樹です。(1992年11月) インドのクリシュナ・カント副大統領公邸へ公式訪問。副大統領より金剛宝座ゆかりの菩提樹を拝受。(1999年3月) 阿含宗本山総本殿・釈迦山大菩提寺の温室で毎年開催されている、スリランカと阿含宗合同の法要。