2000年

2000年(平成12年)1月:北京大学桐山教育基金設立、協議書調印式

北京大学での種々の教育基金をまとめて北京大学桐山教育基金として設立、協議書調印式挙行

 
 

2000年(平成12年)1月:「阿含・桐山杯第一期早碁オープン戦日中決戦」開催

日本と中国と両国で開催中の「阿含・桐山杯」の頂上戦である「阿含・桐山杯第一期早碁オープン戦日中決戦」が中国・北京市の迎賓館「釣魚台」で開催。日中決戦は日本と中国で隔年開催

 
 

2000年(平成12年)4月:モンゴルの複合災害にお見舞金

モンゴルの干ばつと雪害による複合災害にお見舞金

 
 

2000年(平成12年)5月:ニューヨークの慈善団体に寄付

ニューヨーク・ホームレス救済事業団体「コモン・グラウンド」に寄付

 
 

2000年(平成12年)6月:桐山管長、ロンドン大学東洋研究学院SOASで講演

桐山管長、ロンドン大学東洋研究学院SOASで「因縁とカルマ」をテーマに講演

 
 

2000年(平成12年)6月:ロンドン大学SOASに寄付

ロンドン大学SOASの「チベット語・英語辞典編纂事業」に寄付

 
 

2000年(平成12年)6月:ニューヨークの病院に寄付

ニューヨークのエイズ患者専用病院「レインボウ・ハウス」に寄付 

 
 

2000年(平成12年)11月:
ニューヨーク護摩法要・講演開催 ー阿含の護摩はNYから世界へー

桐山管長は、訪米信徒団や随行職員とともに、2000年11月2日から7日までニューヨークを訪問。11月4日(現地時間、以下同じ)に「ニューヨーク護摩法要・講演」を行なわれ、世界の中心ニューヨークから全世界に向かって阿含の智慧の護摩を伝える第一歩とされました。

 

2000年(平成12年)11月:
ニューヨーク護摩法要・講演開催 ー阿含の護摩はNYから世界へー

桐山管長は、訪米信徒団や随行職員とともに、2000年11月2日から7日までニューヨークを訪問。11月4日(現地時間、以下同じ)に「ニューヨーク護摩法要・講演」を行なわれ、世界の中心ニューヨークから全世界に向かって阿含の智慧の護摩を伝える第一歩とされました。

 
 

人口730万人を擁する世界の中心ニューヨーク。この都市は世界の心臓部として日々鼓動し続け、世界中の情報が流入し、選び抜かれた情報のみが出力されます。ここから発信される情報は世界を動かします。ニューヨークが世界の情報発信基地と言われるのは、情報量の多さもさることながら、その質の高さにおいて抜きん出ているからです。
この世界の情報都市は最高の言論機関「ニューヨークタイムズ」による積極的評価をもって阿含宗を迎えました。現地時間の11月2日、桐山管長は宿泊先のホテルで旅装を解く間もなく、通訳を介して「ニューヨークタイムズ」の電話インタビューに応じられました。7月に発表された「ニューヨーク護摩法要・講演」に向けたメッセージが記者の興味をひいたらしく、予定の30分を越え、一時間半近くに及んだインタビューは、法要当日の同紙宗教面を飾りました。

それまで阿含宗のホームページや雑誌などを通じた法要開催告知への反応から予想はされていましたが、この記事掲載が駄目押しのように、護摩法要・講演の当日、会場の約180年の歴史を誇るユニタリアン・チャーチ・オブ・オール・ソウルズ(マンハッタン・レキシントン通り、以下ユニタリアン教会)には、開場の午後4時を前に入場を待つ長蛇の列ができていました。結局、地下の講堂や通路を含めても700人しか収容できず、消防署の指導で約200人は帰らざるをえませんでした。

桐山管長は、午後5時10分ほど前から満堂の期待を受けて護摩法要と講演に臨まれました。

3分間の「火の瞑想」を中心に仏陀の説いた智慧が聖火となって燃え上がった護摩法要と、この護摩が保持する三つの特徴である「魂との対話、精神との格闘、叡智の獲得」が阿含仏教の目指すものであり、人類の未来に欠くべからざるものだという主張が織り込まれた講演は、聴衆の心をつかみ、知的欲求を満たして、桐山管長がこのたびの訪問の意義とされていた「阿含の護摩を世界の護摩とする」第一歩となったのです。

 

会場となったユニタリアン教会は、ニューヨークタイムズ子によると、「歴史的に創造的人物と係わってきている。たとえば、ヘルマン・メルヴィル(※)は同教会のメンバーであったし、この教会の牧師であったヘンリー・ホイットニー・ベローズ師は南北戦争の時に傷病兵の世話をするためにアメリカ衛生委員会を創設して」おり、法要に招待された人々の一人であるフォレスタ・チャーチ牧師が、19世紀には、オール・ソウルズ(ユニタリアン教会)はニューヨークの「宗教の十字路」としての役割を果たしたと語り、「このたびのことは世界の宗教の十字路とする機会なのです」と付け加えた、と紹介されている場所。

釈迦の説く智慧を体現された桐山管長は、インドで昨年復活された釈迦が21世紀に向けて本格的活動に入られたことを、この「ニューヨーク護摩法要・講演」において世界に向かって宣言されたのです。

さらに、この様子は衛星生中継を駆使して日本全国の道場に送られ、約12,000人が参拝した「全国一斉同時祈願会」が催されました。これは、日本衛星通信史上、民間初の海外衛星生中継という快挙となり、この点においても、阿含宗の可能性を広く内外に示すことになりました。

※Herman Melville (1819-91) アメリカの小説家、詩人。日本では『白鯨』が有名

 

世界初の智慧の聖火、NYに燃え上がる

北米、いや世界で最初の、智慧を表した聖火がニューヨークに立ち昇った。煌々と天蓋を突かんばかりに立ち昇り、光炎を放って輝く深秘の炎。初冬の気配深まるニューヨークの、暮れゆく夕闇の中に智的空間が出現し、智慧の時代の始まりを告げました。

「求めている人々よ、さあ完全な平和と神聖な悟りへと向かいましょう」

案内役のロックフェラー大学・医学博士、シェリル・サーマン女史の挨拶で会場の空気が祭壇に集中しました。中央に真正仏舎利尊まします祭壇に天蓋が組まれた内陣。天使に導かれる聖人のレリーフの上方にあるガラス窓から望む景色はニューヨークの闇夜。

21世紀間近の11月4日、午後5時5分前、世界の中心ニューヨークの心臓部マンハッタンに建つ180年に近い歴史を誇るユニタリアン教会で、阿含宗による護摩法要がいままさに営まれようとしています。

舞台上手で山本真山氏が奏する尺八の旋律で開演。曲名は「穏風」。会場の聴衆を幽玄の世界へと誘います。

一打、大太鼓が打たれ、空気が震えると、会場の正面扉が開き、お練りが入場、客席を縫って中央通路を進みます。護身法の真言に訪米信徒団の声も加わって厚みを増し、密教的空間が出現。

桐山管長が登壇され、次第が進み、真言に包まれ、読経を耳にし、仏教を知らざる聴衆が仏教に触れゆきます。午後5時15分、護摩壇から一気に炎が立ち昇りました。打ち振られる錫杖、響き渡る大太鼓のリズムの中、智慧の護摩と明言して初めてお焚き上げされるお護摩。白く輝く火柱となって世界発の智慧の聖火が世界の中心ニューヨークに燃え立ちます。

導師が修する特別大護摩木が終わるとほどなく金剛鈴が鳴り、すべての動きが止まり、半眼の桐山管長は、乳木がはぜるにまかせて「火の瞑想」に入られました。穏やかな緊張が会場に広がり、人々は目を閉じて祈りを捧げています。

一分、二分、三分。聖師の思念が世界に放たれます。

午後5時半近く、深い静寂の中から光明真言が始まり、回向から普礼へ。吐息が会場に漏れる中、導師、桐山管長はご出堂。

法要の余韻を引き取って藤舎呂悦氏の小鼓と藤舎貴生氏の笛が奏でる「花山之四季」が始まり、続く講演への期待を高めます。

 
 

聴衆(ニューヨーカー)を捕らえた智慧の真実

暮れなずむニューヨーク。「ニューヨーク護摩法要・講演」会場のユニタリアン教会が面するレキシントン通りの歩道では、すでに午後4時の開場前に行列ができていました。入場を待つ行列はしばらく続き、4時半過ぎには地下の講堂もメインの礼拝堂は両脇の通路まで人波が押し寄せ、聴衆で埋まってしまいました。結局、地元消防署の指導により安全を保つための措置で、駆けつけた聴衆200人以上は会場に入ることができず、涙をのみました。

「自分を高めたいと思って」「ヨガや瞑想に興味があって」「日常生活とは違う体験や異なる文化からなにかを得たいと思って」と来場者の動機はさまざま。友人の紹介という人、雑誌広告を見たという人、「今朝のニューヨークタイムズを見て、なぜニューヨークを護摩法要会場に選んだのか、世界で一番大きな街での初めての護摩に興味を持って来た」という女性もいました。車椅子の女性に付き添う女性は「仏教はキリスト教と違い、精神性を教えるので選びました」と、五年前に仏教徒になったことを告げました。「古代の教えを学ぶよい機会になると思ってきた」と答えた男性は妻と娘の家族連れ。中には、「教会で仏教儀式を行うことがおもしろい。パンフレットに掲載されたメッセージにある21世紀は智慧の時代であること、護摩をスポーツのように楽しんでほしいというところに興味を持ったので」というカップルは、教会の前のポスターを見て行事開催を知ったという飛び込みでした。

 

約700人の聴衆。予想以上の入場に、用意した同時翻訳機は不足しましたが、約25分の護摩法要が終わり、プログラムが約30分の講演に入るころになっても、退場する姿はほとんどなかったのです。全身を耳にして、言葉を超えたところで訴えかけるものをつかもうと、身を壇上の桐山管長に傾ける姿がありました。

「世界にとって必要なのは、愛と慈悲を超える智慧であるということに心打たれました。この教会に集まった人たちは、とても良い経験をしました」という男性は八ヶ月前にテキサス州から移ってきたといいます。

「管長が、これからなおも前進されようとしている姿を拝見して自分の道を歩んでいくための力を得て、自分自身が強くなることができました」と共感を口にした男性は、コネチカット州から約一時間半かけてきた甲斐があったと実に満足げ。

 
 

「前向きな話しで、これまでにこんな内容は聞いたことがなかった」「講演の最後の、あなたもブッダになれるのだという言葉がよかった」と語る芸術家だという男性の傍らで「私もブッダになりたい」と連れの女性が興奮を抑えきれないようすです。「法要もよかったが、管長の声がとてもよかった。世界の中心ニューヨークで護摩法要があるというのできました。21世紀に期待することは、みんながブッダになり仏心を得るということです」という女性は、ワイオミングから遊びにきた二十四歳。瞑想を日課としているこの女性は、三週間の滞在中に巡り合わせたことに感動していました。

インスピレーションを与えてくれた。炎が仏の智慧になぜ変わるのかということを通じて、これから進むべき道を示してもらった。心に直に響くことばかり。もっと学びたい。ニューヨークはこの儀式がもっと必要。ありがとう。北アメリカで護摩を焚くというだけでこんなに熱狂的にみんながなれるのだから、世界は変えられると思う。

講演の感動は阿含宗への期待、桐山管長への期待となって、中央通路を退場される桐山管長を求める手が次々と客席から差し出されます。この25メートルの長い通路の先、ロビーにいた25歳の女性は、瞑目の中に語りました。

「会場に入ることはできませんでしたが、中でとてもたいへんなことが起こっているということを感じることができました。直接拝見できませんでしたが、管長の力強いエネルギーを感じました」

見よ、智慧の護摩の火の力を。真実の智慧は確実に届くのです

 
当日朝のニューヨークタイムズの記事
民間初の快挙、海外衛星生中継
 

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