モンゴルの奇蹟

「奇蹟」とはいったいどういうことか?
『広辞苑』によると、つぎのように記述されています。

・奇蹟 miracle (驚きまたは不思議の意)
・既知の自然法則を超越した不思議な現象で、宗教的真理の徴(しるし)と見なされるもの。

宗教にとって、「奇蹟」は欠くことのできない最も重要な要素なのです。
それは、仏陀釈尊のように、覚者(かくしゃ)として、最高の頭脳を持ち、すぐれた説法者であったかたでも、その例外ではなかったようです。布教の最後のキメ手は、その持つ奇蹟の力でした。
中村元博士は、『ゴータマ・ブッダ』の中で、つぎのようにのべておられます。
ゴータマ・ブッダは神通力によって偉大な奇蹟を現じ得る人であると当時一般に考えられていたらしい。このことは他の点からも確かめられる。かれに対しては当時次のような非難が向けられていた。
「じつに修行者ゴータマは幻術者である。他の異学の人々の弟子をひきよせるために幻術を誘いのてだてとすることを知っている」
つまり、幻術としか思えないような超自然的な現象―奇蹟を起こして、布教を成功させていたわけです。
その奇蹟は、いくつも伝承されています。
阿含仏教は、たんなる理論の仏教ではなく、力の仏教なのであり、それを、仏陀が身をもって示されているのです。
そして、仏陀の説く阿含経典には、「奇蹟を起こす力」を体得する方法が、じっさいに説かれているのです。
仏陀の説かれた成仏法を体得した阿含宗管長・桐山靖雄もまた、この奇蹟を起こす力の体現者であり、それを示すことになったのが、ここでご紹介する「モンゴルの奇蹟」です。

 

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