宗教活動から社会活動へ、阿含宗の解脱供養
阿含宗がこのたび、解脱供養を全国的に展開することにした趣旨をのべたい。
これまでも、阿含宗は、因縁解脱のために解脱供養をおこなってきた。因縁解脱のためには、どうしても、家系の不成仏霊、霊障のホトケを解消しなければならぬからである。
その解脱供養であるが、これまでは、霊障のホトケの完全成仏に、通常、六カ月(毎月一回修法)かかっていた。しかるに、スリランカより贈与された真正仏舎利を加えて本尊にし、成仏法を修したとき、わたくしは驚嘆したのである。それは、成仏力がこれまでとまったくちがうのである。二カ月、二回の修法(現在は一カ月)で完全解脱してしまうのだ。その瞬間、わたくしはさとったのである。
なぜ、真正仏舎利が阿含宗へ来たのかを。
いま、仏教の果たすべき使命はなにか?
この世界の霊的浄化である。
人間の霊性復活。
これである。
---中略---
このたびの、スリランカよりの真正仏舎利贈与は、わが阿含宗からお願いしたものではないのである。ふしぎな廻り合わせにより、スリランカ側から、「釈尊直説の阿含経を奉持している日本で唯一の仏教教団」ということで、贈与のことが申し越されてきたのである。
わたくしは、これを、「仏さまのおこころ」として、心からよろこび、拝受したのであるが、それはまさしく「仏意」だったのである。
真正仏舎利といえども、正法によって法が修され、その仏徳・法徳がひろく世につたえられて、ひとびとが救われるのでなければ、宝の持ちぐされというよりほかない。
法を持つ阿含宗に、真正仏舎利が祀られることを、仏さまは望まれたのだ。そして、スリランカからの真正仏舎利渡来となったのである。いまこそ、この真正仏舎利と成仏法を以て、この世界の霊的浄化、人類の霊性復活に乗り出さねばならぬ、これが、仏さまの御意志なのだ。
そう、わたくしはさとったのである。
阿含宗のモットーは、
宗教運動から社会運動へ!
である。
宗教運動というワクの中での活動では、もうこの世の中は救えないのである。社会運動へと拡大せよ、これが阿含宗のモットーである。
いま、阿含宗は、仏勅をかかげて、真正仏舎利を本尊とする社会浄化運動に、大きく歩み出そうとしているのである。
[パンフレット『家運を盛大にする先祖供養-仏舎利物語』1986年10月10日発刊より]
